テオフィリンとは

気管支を拡げて、喘息などによるせきや苦しい呼吸を和らげるお薬です。服用し続けることにより、発作を予防しますので、指示通りに時間を守って服用してください。
注:まれに、発作を鎮めるために頓服で用いることもあります。
テオフィリンは1日1回もしくは1日2回で服用する薬です。いずれも24時間毎、又は12時間毎と時間を守って服用する薬です。
それでは、何故、時間を守らないといけないのでしょうか?・・・それには血中濃度が関係しています。

1.血中濃度ってナニ?

テオフィリンの血中濃度口から入った薬は、胃や小腸から吸収されて、肝臓を通って血液の中に入ります。
血液の中に、薬がどれだけ入っているかを示した数値が、血中濃度です。

テオフィリンの有効血中濃度は一般に8~15μg/mlですが、非常に個人差がある薬なので服用に際しては注意が必要となります。
安定した血中濃度を維持することが発作を予防することになるのですが、一度服用を中止すると再び安定するまでに2~3日かかることもあります。また、一度に2回分を服用すると簡単に毒性域に入ります。

2.どうして水で服用なの?

お茶やコーヒー、紅茶、コーラなどに含まれるカフェインはテオフィリンと同じ仲間なのです。
テオフィリンと一緒に服用すれば、吸収や代謝を阻害(邪魔)して、テオフィリンの作用を強く出してしまう可能性があります。
また、ジュースなどに混ぜて放置しておくと、薬の成分が溶け出して、ゆっくりと吸収されるはずのテオフィリンが一度に吸収される可能性があります。
ですから、テオフィリンは水で速やかに服用しましょう。

3.飲み合わせは?

テオフィリンは他の薬と併用する場合注意しなければならない事が多い為、他の医院や診療科では必ずテオフィリンを服用していることを伝えましょう。
一例として

テオフィリンの作用を
強く出すもの
胃薬(シメチジン)、抗生物質(マクロライド系、キノロン系)、インフルエンザワクチン、インフルエンザにかかったとき、BCGワクチン、熱のあるとき
テオフィリンの作用を
弱くするもの
てんかん薬(フェノバール、アレビアチン、テグレトール)
喫煙

これら以外にも多くの注意しなければならない飲み合わせがあります。また、長時間の高炭水化物や、低蛋白食といった食事の偏りもテオフィリンに影響を与えます。

4.副作用は

◇頭痛、吐き気、下痢、不眠、胸がドキドキする、興奮するなど
ひどい場合は、不整脈、けいれんが起こることもあります。
その他・・・糞便中に白い斑点が出る製剤もあります。